1999年3月 「運転会」


Solder Test銀ロウ付けのテストのため、ボイラー管板の模型(模型の模型?)を作った(写真)。
1mm銅板を丸く切り出し、焼き鈍しと板金を数回繰り返して管板を作製。これにφ9.8の穴を開けた。
一方、φ10の銅管を所定長さに切り、先端を3度のテーパーに削り、これを管板につき刺す。
銅管はストレートのままでも良いが、テーパーにしておくと、ロウ付け中の管板の保持が楽になる。
フラックスを塗り、1本ずつ銀ロウ付けした。
ロウ材を直接加熱してはいけない。短く切ったロウ材を銅管まわりに並べ、下からカセットトーチで加熱する。
この程度の銀ロウ付けであれば、あっというまに終わってしまう。
1回のロウ付けごとに酸洗いする。通常は希硫酸を使うが、マッハのブラスクリーンで代用した。
洗浄後、ロウ材が完全に回っているかどうかを確認する。
上から見ても下から見ても、銀色の輪がきれいにつながっていればOK。

運転会23月28日。関西のライブスチーマー達が、岡山の一本松に遊びに来るとのことで、私も前日の飲み会から参加した。
参加者の中には、「特殊構造をもつ機関車とライブスチーム」の著者である三ツ矢明氏もおられ、いろいろ参考になる話を聞くことができた。
翌日の運転会では、快調、不調とりまぜ、10台あまりのロコが出そろい、いろいろな機関車を運転させてもらえた。
やはり5インチが多い。
私がまだ機関車を持ってないということで、自作は別としてとりあえず完成機を入手しては、とアドバイスしてくれたが、
先立つものがないので、如何ともしがたい。



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