2005年8月 「小休止」


当初の予測では、乾燥重量30キロ弱だったが、できあがってみると35キロもある(どこで計算をまちがえたのか・・・)。動輪のスプリングを押し込んで車高を再調整する。つまり、先従台車の軸重は固定で、重量増加はすべて動輪にかかることになる。牽引力に大きく貢献してくれる点はありがたい。

リレーラー
35キロともなると、持ち上げてケースに入れるのも苦労する。そこで、ケースから線路上へ機関車を出し入れするためのリレーラーを作製した。木板に平鋼を固定してフックを付けたもの。木板の幅が広いのは、ケースの天板を兼ねているからである。


ガイドレール
さらにケース収容時の脱線防止のため、レールの内側にガイドレールを設けた。アルミのアングルを45度に曲げたもので、上から車輪が降りてくると、このガイドによって中央に導かれる仕組みである。


子供たちと
諸事情により、試運転は10月になりそうである。その後、再び転勤を控えており、また工作室の大移動をやることになる。旋盤に加え、今度はフライス盤という大物もあるので大変である。準備期間3ヶ月はほしいところで、新居に落ち着くまで、工作は再開できそうにない。



【ごあいさつ】

連載を始めてはや6年半、皆様のご指導とご声援のおかげで、何とか完成までこぎつけることができました。ここで小休止をいただき、次の機関車の構想をじっくりと練りたいと思います。連載の方も、しばらく中断とさせていただきます。長い間、ご愛読くださいまして、ありがとうございました。


(終)


前の月  次の月  目次