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2013年10月 「台北鉄道文化フェスティバル」


さらに久々の更新になってしまったが、今回は、台北機廠(鉄道工場)で開催された「台北鉄道文化フェスティバル」(通称:北廠48)のイベントに参加したので、それをレポートしたい。游さんがここでDT688を運転するという知らせを聞き、加納氏といっしょに参加。


台北機廠は1935年建設の古い車輌基地で、現在は新工場に移転中なので、車輌はほとんど残っていない。游さんの計らいで開場前に入場できたので、工場内をゆっくり見学することができた。



広い工場内はほとんどカラッポだったが、TEMU1000型特急車輌(太魯閣号)が、台車が外された状態で置かれていた。日本製の車輌で、JR九州の885系をベースとしている。残念ながら先頭車両はなかった。



機関車ボイラーを発見! どういう由来のものかは不明だが、日本製大型蒸機のものだろう。台湾でこんなものが見られるとは思わなかった。缶胴、じゃなくて感動!



こちらは客車の廃車体らしいが、日本では珍しいバス窓である。キハ10に似ているが、客車なので運転台が無い。キハ10を改造したものかもしれない。



中庭に怪しげな台車が置かれていた。全体にサビ止めが塗られており、整備中とは思えない。モニュメントか?



こちらもよくわからない台車。3軸×2で、電気機関車かディーゼル機関車の台車と思われる。



こちらは、フェスティバル会場にあった巨大なモニュメントだが、手に実物の連結器が使われていた。その他のパーツも廃車体から取ったと思われる。青い紋章が台湾鉄道管理局のマークである。



さてここから游さんのDT688運転レポート。会場の入口付近に、曲線を含む延長100メートルの往復線を敷き、乗車無料で運転されていた。



今回の催しでもDT688は一番人気で、大盛況の人だかりであった。游さんの試運転に引き続き、同行の加納氏が運転。



私も負けじと運転。今回は制服、制帽?までいただき、長時間運転させてもらった。これだけの乗客を牽くにはDT688でも苦しく、編成の末尾近くに、電気動力車がサポートとして入っていた。



乗車待ちで長蛇の列ができている。TV局の取材も何局か訪れた。運転の合間を縫って、游さんがインタビューに応える。游さんは台湾のTVで幾度となく紹介されており、有名人である。



この日は、11時から16時まで運転が行われた。游さん、ご家族の皆さん、加納さん、そしてDT688、お疲れ様でした!


動画をアップしました → 

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