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2019年11月 「炭水車台枠(2)」



側板の前端には、前端梁と中間連結器を保持する「前鋳物」を取り付ける。これも砲金製。



四爪チャックで、両側の固定面を仕上げる。チャックの平面を利用して平行に仕上げた。



90度動かして両側面をチャックし、前面を両側面と垂直に仕上げる。ここは前端梁を固定する面になる。



前鋳物の上端は、一部が台枠の上面とツライチになるので、ここも矯正して左右の高さを揃える。ここで、中間連結器の軸を差す穴も開けておく。



中心鋳物と同様の手順で、前鋳物を側板の前端に取り付ける。取付穴は片側7か所だが、そのうち4か所は、側板の外側に取り付けるアングルと同時に貫通固定するので、残りの3か所だけ使って単独固定する。アングルとボルトヘッドの干渉を避けるため、皿ボルトを使用している。



前端梁は4.5mm鋼板のレーザー加工品である。固定穴は左右で2グループに分けて、ステージの座標管理で開けた。



側板の外側のアングルには、50×50mmの鋼アングル材を使用したが、ほぼ正確な直角になっており、矯正は不要だった。まずエンドミルで断面を垂直に仕上げる。



台枠側は幅が狭いので、ステップ加工をする。バンドソーで切り取ってエンドミルで仕上げた




側板の穴をアングルに移し開ける。台枠を組み上げた状態でやったので、ロングドリルを反対側の穴から貫通させて作業をした



こちらはステップを保持するためのアングルで、前端梁の両端に取付ける。40×40mmの鋼アングルを使用した。これも矯正は不要だった。



前端梁とアングルを組み上げたところ。内外のアングルは写真のようにアレンジされていて、前端梁のほぼ全面を補強している。このような頑丈な補強を付けたのは、前端梁に運転士が足を乗せて体重を掛けるからである。



前方から見るとこのようになっている。ステップを保持する両端のアングルは、実機では昇降用ステップを取り付ける側板になっている。



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